ヲカベ自分騙り

日々膨らむ妄言の具現化。

【写真録】塩田千春展~魂がふるえる~ @森美術館

 

 

 

どうも、ヲカベです。

 

最近、かりんとう芋けんぴが食べたいなと思っていたら

お菓子棚に「芋けんぴかりんとう」を見つけて事なきを得ました。

 

 

九月、「可能な限り何もしない」を全力で行い

ひたすらに英気を養っておりました。

 

何もないってのは本当にすごいことで、

自分で動かなければ何も起こりません(当たり前)。

自由にできる時間があるということは、

実は不自由なんじゃないか?という所にまで思考が発展したところで

「自分にとってプラスになる物事を見に行きたい!」と思い立ち

 

初めて行ってきました、六本木ヒルズ

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いやー見上げるとでかい!

都会の人たちはこの左に見切れてる巨蜘蛛のオブジェの足元で

捕食されるかもなドキドキと恋愛のドキドキを混同させることで

吊り橋効果的なsomethingを狙っているんだそうです。嘘です。

 

 

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見えてきた森美術館の階段を上っていきまして、

そうするともうこの垂れ幕で見えてますね!お目当てが!

 

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「塩田千春展 〜魂がふるえる〜」

震えたか?震えなかったか?んなこたぁ聞いたら野暮。

てな訳で本当に凄かった展示の写真をこっから載せていきますけど、
27日までやってるので!この興奮を直に楽しみたい方!

まだ間に合うから行っておいでホンマに。

 

 

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まず、本会場に上がっていくエスカレーター前にコレ。

初っ端から度肝をぶち抜いてきます。

今展、質量にまず圧倒される部分あります(素人丸出し)

 

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さぁ本編始まりましたコチラ。

もうね、アート史上1番赤いといっても過言ではない。

シャアより赤い。シャアはアートだもんな。

 

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船から赤い糸が出ている様は、

「船旅から生まれる人間関係」を表しているそうです。

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「糸」は塩田さんの表現の重要なパーツなのがこの作品で伺えます。

絡まる糸もとても妖艶。

 

 

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初っ端の大作品を抜けると、次からのコーナーは

塩田さんの生誕から今日までの作品傾向の遍歴が始まります。

その最初の展示はなんと「幼稚園での写真」という事でんきゃんわいい〜❤️

しかも、ただ可愛いだけじゃないっす。

なんと、絵筆でぷにほっぺたにぶちゅっとカラーリング💋

この頃から「自分自身を作品に」という意欲が芽生えたのでしょう。。

 

そうして、芸大へ進学した当初は絵を専攻されていたそうですが

段々と超越していき、自分を作品に埋没させていったそうです。

その初期作品が、コチラ。

 

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ほっぺたではとどまれん!!!

 

色々な想像をしてしまう作品ですが、迫力の前にとても美しいです。

バックのキャンバスと塩田さんが纏っているキャンバス、

それを繋ぐ赤い塗料の生命力の強さがとても魅力的に感じます。

それは同時に、本人の生命力にも繋がるのでしょうか。

 

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絵を描く上での「線を引く」という行為が楽しめなくなってしまった塩田さんは

庭に落ちていた豆の殻で線を引いてみたそうです。

これは大きな作品の一部分ですが本質的な興味を唆られます。

 

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天井から垂らした黒い糸から赤いペンキを滴らせることで、

不規則の中に規則性を生み出すと言うこの作品。

グロテスクにも見えますが、なぜか空間を強く意識させられます。

 

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かと思っていたら急に、「親戚の顔」、この緩急よ。

この作品にも、見えない血族の「血の繋がり」が主題となっています。

 

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これも凄い作品です、写真展示の中で1番現物を見たかったなと思いました。

7mの汚れたドレスにシャワーを当て、常に雫が垂れているという構造。

ドレスは身体の不在を表し、皮膚の記憶はどれだけ洗っても洗い流す事はできない。

当事者と外界との繋がりと言う事でしょうか。

 

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はてさて、生い立ちのコーナーを過ぎて中盤へ差し掛かります。

ここでも赤が効果的に出てきます。説明にある通りでしょう。

 

全体的に生々しいモノが多い中でホッとする展示も。

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これまでの塩田さんの作品や関連してきた物品のミニチュア。

そして窓の向こうには東京の街が広がっています。

東京のビル群すらもミニチュアの仲間に巻き込む小さいながらもスケールの大きな作品。

 

 

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これ、大本命です。

これが見たくて来たまで言い切れます。

「静けさのなかで」

 

正直、塩田さん全然存じ上げていなくて

ただ周りの人があんまりにも行くし絶賛なものですから

いつものミーハー心で行ってきたのが正直な動機です。

 

そんな先人達の感想や写真を見るに、これは凄そう。。。と生唾を飲み込み

そのあとビールも飲みたかったところじゃんね。は?

 

あのね、目の前に広がるのはやっぱすげーよ。

何にも言えなくなる。言いたくなくなる。言っても無駄。

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絶句ものですがディテールも惹きつけられ、

その根幹は静謐であると強く焼き付きました。

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その後も絵などを見ていき、その果てにたどり着くのが

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コチラの「集積」という作品。

天から伸びた赤い糸の先には無数の旅行カバンが。

そして、静止画だと伝わらないのですが

いくつかのカバンは絶えず動いているのです。揺れてる。

 

その規模とルックスの圧倒感で不気味さも無いとは言えないのですが

自分的には何でしょう、見ていてとてもワクワクするというか

希望やポジティブな感情がカバンに詰まっているような気がして好きだなと思いました。

 

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ちなみに下から見た図。やっぱこわ、、、

 

 

 

そんなこんなでいくつかの作品を紹介させてもらいながら

好き勝手言いましたが、本当に生で触れてほしい!

 

以前、松本で草間彌生さんの個展に行った時も感じましたが

塩田さんはきっとお仕事として作品を作っているわけではなく

それが生きる循環の中に組み込まれていて、

呼吸をする事と同じくらい大切なんだろうと思いました。

 

そうして生きるために生み出してきた物が

他者に影響を及ぼすほどのパワーを持っている。。。

 

生命力の大きさに打ちひしがれる事ができたぜい。

 

紹介しきれなかった写真を少し↓

 

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帰り際にヒルズから見下ろす絶景も楽しめました。

東京は本当に美しいですね。。


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芸術が人に与える印象は様々だと思うので

「お前が言ってる事は間違っている!」と言う方も

もちろんいらっしゃると思いますが勉強不足という事でどうかご容赦を。

 

 

あと10日間!

ヲカベのクソ説明でも興味を持ってくださった方は是非!

 

 

 

自己反省にも近い何か。

 

 

 

どうも、ヲカベです。

 

最近、千鳥が好きすぎるな世間は。と思いますが

自分もその一人です。ミーハー。

 

 

ネット社会、情報化社会なんて言いますが

スマートフォンの普及によりインターネットが

どんな世代の人にも身近なものになり、

その使い方は多岐にわたるにしても

誰もが一度はSNSに興味を示し、

一つ以上の運用をしているんじゃないでしょうか。

 

かくいう自分もそうです。

 

古くはmixi、学生の頃にはホームページを友人と開設し

妄言ポエム自己賛美etc...

承認欲求への渇望はこのあたりから形成されてきたと思います。

 

その後、Twitterへ移行し

「ツイート数」や「フォロワー数」

「ツイートに対する反応の数」など目に見える実績が与えられ

分かりやすくSNSの海に身を投じていくわけです。

自分の遍歴だけで言えば、同時進行でfacebook

最近ではすっかりinstagramの虜です。

インスタ映え」ってやつです。

 

 

別に、そういったSNSにのめり込むことを

批判したいわけじゃないです。

むしろいつでも肯定的な気持ちでやってるし、

それを通して反応が来るのは嬉しいですよね。

 

 

 

要は、今の時代は

誰でも発信ができるし、誰でもそれを見れる時代になったなという事。

 

 

こういう風に書くと、

とっても自由で開けていていいじゃないか!って

字面では思えてくるんですよね。

 

 

ただ、明確に反応が見えるってことは

反応がないことも分かるってことなんですよ。

 

「面白いことを思いついたから動画にしてみよう!」

「カッコいい曲が出来たから打ち込みで配信してみよう!」

「綺麗な写真が撮れたからみんなに見てもらおう!」

 

 

クリエイティブになるのは勇気がいるし、

志を持って活動出来るのはさらに素晴らしいことだと思います。

 

 

しかし、いざ世に見える形で公表したときに

その内容は「ネットの反応」で推し量るようになってしまいます。

専門的に見て実に有意義なモノであったとしても、

広いネットの海では埋没してしまうこともあるし、

多種多様なユーザーの目につく場に出せば

言われない曲解を受けて真実を見てもらえず

思い描いていない誹謗中傷的な広まり方をするかもしれません。

 

全部想像の話ではありますが

そういった側面も、持ち合わせているのが

今のSNS社会の実情ではないでしょうか。

 

二つの意見がぶつかっているとき、

フォロワーの数が正義となってしまうようなことが

なくなるといいな、と思った今日この頃でした。

 

 

あああああああ海に飛び込みてえぇぇぇええ!

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JOKER 感想 -原作と乖離した出自を描く-

 

 

 

どうも、ヲカベです。

 

最近、眠れない夜が続いていますが

そんな時は昼間寝るようにしました。

 

 

すっかり実家でパラサイト業が板についた私ですが

困ったのは近隣に大きなシネコン等ががないということ。

地元のローカル感溢れる映画館は、

国内公開日より何か月も遅れての公開が約束されています。

 

しばらく、話題作にも飛びつけず

歯がゆい思いをしていましたが、、、ついに、、、

 

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ホアキン・フェニックス主演  「JOKER」

 

見てきちゃいました・・・foo・・・

 

今作は、バットマンの幾多のヴィランの中でも

その恐ろしさとバットマンへの執着心から

人気ナンバーワンの呼び声も高い「ジョーカー」の、

その出自に迫る単独映画となっています。

 

過去に、ジャック・ニコルソンはじめ

名優たちがその魅力を引き出してきたことで

その魔性を銀幕に映してきたきたジョーカー役を、

ホアキン・フェニックスが就任。

 

ホアキンの演技はまさに完璧の一言で、

のちにジョーカーへと変貌を遂げるアーサー・フレックの

精神障害の苦しみ、根っこの優しさ、溢れ出る狂気を見事に演じています。

 

あばらが見えるほどに減量していることや

またCGなのかと錯覚させるような

皴の一つにまで生命が籠った表情作りや体運び、

そして何より作中に何度も聞くアーサーの「笑い声」

これらが観客に人物像を痛いほど焼き付けているのでしょう。

 

 

 

 

ここから下はさらにネタバレを含めて

自分が感じた映画への気持ちを吐露していくので、

今後ご覧になられる方はその後にしておくんなまし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続きを読む

【動画録】ぬるキャン、始動!

 

 

どうも、ヲカベです。

 

最近、すっかりご無沙汰しておりました。

実は勤めていた会社を退職しまして

すっかりニートでダラダラ、、、、

のつもりでしたが、

色々と身辺整理で逆に忙しかったり、

 

また大型アップデートが実装された

MHWが忙しかったりと

てんやわんやの9月を送っております。

 

そんなこんなでもう下旬、

すっかり涼しくなって来ましたけど

先週あたり、誘われてデイキャンプに。

 

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実は初めてくらいに行ったので

何から何まで楽しかったのですが

設営とか料理とか全部友人に任せて

好き放題カメラを回していたので、

それを1つの動画にまとめてみました。

 

ゆーちゅーばーデビューなるか、、、っ!?

たま〜にまたup出来たらなぁ、と思ってます。

 

死ぬほど仕事が忙しかった夜とかに

お酒でも飲みながら見てください。

それくらいゆるくてぬるいです。

 

 

 

 

あぁ、、、仕事しなきゃ、、、

 

 

 

「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」を酷評させてくれ

 

 

 

どうも、ヲカベです。

 

最近、チャーハンを作る時に

創味シャンタンを混ぜると深みが出る事に気づきました。

幼いころに母が作ってくれた家の味が

どうも再現できないなと思っていたのですが、

こんなところにコツがあったんですね。

 

 

幼いころの思い出というのは

忘れてしまうようなことが多々ありますが

ふと、ちょっとしたキッカケでフワッと香ったりして

思い出したりすることもあります。

 

なかでも、

熱中したゲームなんかは

また時折引っ張り出してきては

やり込みたくなるものですが。。

 

 

そんな郷愁の深い所にあるゲーム

ドラゴンクエスト」シリーズ!

なかでも、一番やり込んだのが「キャラバンハート

番外編ですが「スライムもりもり」も大好きでした。

今もスマホのアプリですがライバルズやってます。

 

 

 

そして先日。

満を持して公開になったこちらの映画!

 


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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」

なんとこの作品、

ナンバリング作品の中でも大人気の

ドラゴンクエスト天空の花嫁 を、

フル3DCGアニメーションで映画化!という

なんとも、、、期待値を上げる、、、作品、、、

 

だったのですが。

 

公開当日の先週金曜日、

仕事終わりに滑り込み鑑賞させて頂いたのですが

「観たかった映画と違う!!!」

という感想がまず胸に込み上げ

そのあと納得できない事があれもこれもと噴出してきて

結果的に作品への大きな怒りへと変貌しました。

りゅうおうの形態変化みたいなもんです。

 

正直、監督の名前を見た時から

見えている地雷ならぬ、

見えているばくだんいわだったのですが

好奇心に負けました、、、そして負けました、、、

 

 

これから鑑賞される方は、

拙ブログの凝り固まった文句には目を通さずに

ピュアな状態で観て頂いて、

いろんな感想を持って頂きたいところですが

「観に行かないけど気になる!」とか

「覚悟してから観に行く!」という方は

良かったらこの後の文章も読んでみてください。

 

バリバリネタバレしてますので、

大丈夫な方のみお進み下さいませ↓

 

 

 

 

 

 

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・良かったところもあるよ

 

さて、前置きといいますか

プロローグ的に。

 

良かったポイントもありますので、

まずはスカラをかけていきたいと思います。

 

①、すぎやまこういち率いる東京都交響楽団の素晴らしい演奏

 

ドラクエ」の音楽と言えば

やはり大巨匠すぎやまこういち先生。

「序曲」「そして伝説へ」「ロトのテーマ」などなど

目を瞑れば風景まで見えてくるような名曲ばかり。。

10-FEETが思い浮かんだ方もいるかもしれませんが。

 

今回はこの映画のために

すぎやま先生指揮の元再録されているという豪華さ!!

また映画館の音響で聴くといっそうの迫力です。

音楽を楽しむために行く、のであれば良いかもしれません!

 

音楽ではありませんが、

かく豪華俳優陣によるCVも

なかなか良かったのではないでしょうか。

サンチョ役のケンコバが凄かったですね。

さすがドラクエ大好き芸人さん

(その時はヤンガスのコスプレしてましたけど)

 

 

②、ぬるぬる動くモンスター達の質感に興奮!

 

3DCGの技術の向上が顕著に現れているのが

モンスター達の質感の再現度です!

 

ベビーパンサーは毛並みの一本一本まで、

ゴーレムはざらっとした岩の風合いが、

キラーマシンは鈍い黒光りの様子まで。。

 

それらが、画面を闊歩して

いきいきとうごいている様は

普段2Dのゲーム画面では味わう事の出来ない感動です。

 

また、それと対峙する勇者一行のアクションも爽快で

「そんなにぽんぽんメラゾーマ出るんだ!?」

と思わなくもないですが、

アクション映像は気持ちがよかったですね。

 

③、フローラとベロニカの造形めちゃ可愛い!!

 

花嫁問題。

Ⅴ既プレイの方々なら皆通る道ですし

いまだにその論争の根は深い二大ヒロインです。

鳥山絵の二人も相当に可愛かったですが

今回のルックスもヲカベ的にはバッチリでした。

 

声を演じていた女優おふたりも

それぞれにキャラを理解して下さっていたようです。

耳が幸せな映画ですね、、、耳が、、、耳は、、、

 

 

 

 

などなど。。あるんですが、、、

 

結局、褒められるのは音楽とか、映像とか、

作品の外側部分ばっかりなんですよね。

コレが何を示しているか。

 

 

・シナリオがクソすぎた!!!

 

もうとにかくまずこれです。

もちろん、

総プレイ時間が40時間とも50時間とも言われている

壮大な大河ドラマであるⅤを、映画の100分ちょっとの尺に収めるには

かなり大胆な間引きが必要になる事は予想がつきますし、

そのために多少オリジナルの筋を曲げる事もあるでしょう。

 

 

・・・それでも!!!

今回のユアストーリーという映画は

そういった今までの人気原作を映画化する作品とは

一線を画した劣悪なシナリオが用意されています。

 

 

映画を見ていて、

気持悪いなと思っていた部分をまず箇条書きで上げていくと

 

・リュカ幼年期の頃の冒険は、パパス死亡の件までほぼダイジェスト

 (そのためビアンカとの思い出は伝わらずドラゴンオーブの扱いは軽すぎる)

・妙に「ヤバい」を連呼する主人公の言葉づかいが世界観に合わない

・結婚相手を選ぶときの謎の演出(後述します)

・重要なアイテムや人物の場所が謎解きゼロで

   なんとなく教えられる

・「妖精に助けてもらうには1人で挑まないといけないよ!」「妖精は機械に守られているよ!」という唐突な設定(プサンが「今回はそういう事なんだ」という謎のメタ発言をする)

 

などなどetc...

 

 

 

特に1番気持ち悪かったのが、

 

結婚相手を選ぶ場面で、当初はフローラを選び

結婚するんだ〜と浮かれていたのですが

「本当に大切な人は、何でも言い合える背中を任せられる人なんだ!」という事に気付き

共に戦ってきたビアンカを選び、求婚する。

 

という、この文面だと

なんだかいい話のようにも見えるのですが

大前提として、この主人公の気付きの為には

ビアンカと乗り越えてきた数々の試練ー

という背景があってこそ、

我々に感情移入をもたらすハズなんですが

 

ダイジェストでしか語られておらず

ブオーン戦くらいしか描かれていないので

そんなに支え合えていたのか分からない

 

という大きな障害があります。

 

そして、さらに酷いのが

なぜその事に気付いたかというのが

 

「本心に気付く薬」を飲んだから気付いた

 

という、感情の動きなどではない

機械的な理由なのが最悪です。

 

この部分で、フローラとビアンカの間で揺れる

恋模様を描きたかったんでしょうが、、、

この関係のどこにも感情がありません。

 

 

 

そして、

ここからが本題なんですけど。

 

なぜ、そんな事がまかり通るのか、というのが

後半、映画のラストに起こる驚愕の事件により

今まで気持ち悪いと思っていた違和感が

全部解消されて、その代わり

「なぜこんな映画を観せられているのか?」

という制作陣への不信感へと変貌します。

 

 

 

・「これはゲームの世界を疑似体験しているサラリーマンの話だったのだーーーーー!」「な、なんだってー()」

 

 

 

、、、はい。

 

 

見事、宿敵ゲマを親子パワーで倒し

ミルドラースが人間界に降臨する事を阻止した

主人公一行、、、と思いきや!

 

魔界の門は既に開かれており、

ミルドラースが現れてしまう、、、、、、ん?

 

 

突然、主人公はスタンド能力に目覚め

ザ・ワールドを発動し時を止めてしまいます。

 

ミルドラースに対峙する訳なんですが

 

これが、我々の脳裏に浮かぶ

ピンクでデカくて醜悪な見た目の

あの、見た目ではなく

なんというか、デジモンみたいなんです。

無機質でのっぺらとしていて。

 

すると、そのミルドラース

こんな事を口走ります。

 

「私はこのゲームの世界に侵入したウイルスだよ」

 

はっはっは、なぁんだウイルスか

そら仕方ない、、、

 

 

 

、、、、、、えっ???????????

 

 

 

この展開には、

本当に本当に本当に思考が止まってしまって

そこからスタッフロールが流れきって

場内が明るくなるまで、

口を開けたまま硬直していました。マジで。

 

 

 

主人公ことリュカは、幼少期にドラクエにハマり

Ⅴの世界を疑似体験出来るゲームが発表され

いてもたってもいられなくなって

プレイを楽しんでいる、一般人でした。

 

今まで見ていたのは、

Ⅴのシナリオを映像化したものではなく

彼による実況プレイだったのです。

 

どうやら、この超テクVRゲームは

より深い没入感を得てもらうために

プレイヤーの現世での記憶を奪い

あたかも本当に自分が主人公なのかのように

振る舞うことが出来るという設定。

 

 

そうです。

 

今まで、違和感に感じたり

機械的で理不尽に思えたりしたこと

なんでそんなルールが存在するのかと

疑念を抱きながら見ていたものは、

たった一言

 

「ゲームの世界だから。」

 

で片付けられてしまうのです。。

 

 

そんなのアリ??

 

 

ゆえに、例えば先程あげた

結婚相手を選ぶ流れというのも

「いつもビアンカを選んでしまっていたから、今回こそはフローラを選ぶように自己暗示プログラムをかける!」というゲームのシステムがあったために、フローラと結婚しようとしていたけどそのプログラムが打破されたからビアンカ選んだよっていうシステム進行ですから、みたいな話なんですわ。支離滅裂か自分。

 

 

 

これは改悪というか、

なんでこんなシナリオを

スクエニ側が許したのかが本当に理解できない。

 

 

 

 

さ!ら!に!!

 

このラスボスは、

ゲーム世界のテクスチャを剥ぎ取って

ポリゴンもすべて分解した挙句

主人公をゲーム世界から追い出そうとします。

 

 

その際に放ったセリフが、

 

「もう、大人になれよ」

 

 

はああああああぁぁぁぁああああああ!?!?

なんなんだコイツは!!!!

っていうかコイツを作ったやつはああああ!!??

 

 

大きなお世話なんだが?ホンマに。

 

 

 

このクソボスは、

主人公に語りかける形を取りながら

スクリーンの前に座る観客に

「ゲームに感情移入して大人になってもそれを忘れられないなんて終わってるから早く辞めちまえよ」

と説教をかましてくるわけです。

 

 

え、なんで?

 

大好きなドラクエの映画だって聞いたから

楽しみで見に来たのに、

なんでそんないわれのない誹謗中傷を受けるの?

 

しかも、ドラクエ側からさ。

 

 

 

 

もちろん、

「それは間違ってる!確かにキャラは自分の中で生きているし冒険の思い出は僕を支えているんだ!」

 

って主人公がボスを倒すことで

その意見を跳ね除けるエンドなのは分かります。

 

 

でも、だからと言って

その前段階の暴言が無くなるわけでもないし

本当になんてものを見せてくれるんだ、と。

 

 

 

 

ボスを倒す際の演出で、

スラりん(cv.山寺宏一)が

実はこの世界を守るためのワクチンなんだ!

と話しかけて来て(またもご都合展開)

スライムはロトの剣に姿を変えて、

リュカはそれを手にウイルスを消し去ります。

 

 

ドラクエを象徴するモンスター、スライム。

ドラクエを象徴する武器、ロトの剣

 

その2つがこの世界を守ってくれたんだぜ、、っ!

 

 

って言われても、

もはや寒いとしか思えませんでした。

 

 

 

・ぼうけんはおわった

 

熱くなってしまいました。

文章破綻してたらすんません。

 

 

 

近年、色んなメディアで

「メタいこと」が流行ってる気がします。

 

時にそれは、

作品の根幹を問いかけることで

より深みを増したり、

消費者側に考える時間を作る事で

いっそう没頭できる土壌を作る

いい意味で使われているパターンもあるでしょう。

 

 

 

しかしながら。

 

このドラクエⅤという

愛されたタイトルを用いて

その手法にわざわざ舵を切らなくても

十分魅力的な作品になったと思います。

 

 

商業的にただ作りたいだけの映画は

もう観たくないです。

作品が好きな制作陣が集まって

じっくりと、満足の行くものにして欲しい。

 

ユア・ストーリー、なんて

押し付けがましいタイトルじゃなくていいんです。

 

 

 

ある意味本当に衝撃的で記憶に残る映画でした。

 

 

、、、早く忘れたい。

 

 

終演後の地獄のような空気も含めて、

これから観に行かれる方は

 

「ぬわーーっ!!

 

 

ってならないように頑張って下さい。。

 

 

 

 

全然トイマニじゃないけど4を観た。

 

 

 

どうも、ヲカベです。

 

最近、なかなかいい天気にならないので

晴れ男100%の人間になりたいです。

 

晴れ、といえば

本日から新海誠監督最新作の

「天気の子」が上映となります。

 

前作「君の名は。」が空前の大ヒット、

満を持して新作がやってきました!!

太古からの新海ファンも、

アニメ好き、映画好きからも

またそうでないライト層からも

圧倒的支持を受けた作品を生み出した

その手腕を今回はどう発揮したのか?

しばらく観れないのですが楽しみです。

 

君の名は。は劇場で7回円盤と地上波で3回見たので

今回は劇場で10回くらい観たいなと思ってます。

 

 

本題は天気の子、ではなく。

今日からビッグタイトルが公開となると

それ以前で公開されていた映画は

大きなスクリーンを奪われてしまいます。

 

直近で天気の子に負けない大作といえば、そう

 

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トイ・ストーリー4

これですよね、、、っ!!

 

「完璧な結末」とまで言わしめた

前作「トイ・ストーリー3」でしたが

その完成度ゆえに続編は出ないのでは?

と憶測が飛び交っていたようです。

 

しかし、今回の4は

良くも悪くも大きくファンを裏切る衝撃作、らしい!

という前情報をチラチラと見ていました。。が。。

 

正直、世間の方々ほど

熱烈にトイ・ストーリー!!!うおおお!!!!

っていう感じでもないんですよね、、、

 

というのも

無印トイ・ストーリー

とっても好きな映画で何回も見た記憶があるのですが

2と3に関しては、自分の中で

「蛇足かな、、、」感が否めなくて

あんまり見てないのです。

あと、話が暗くて怖かった、

という生々しい記憶もありますね。。

 

たぶん、3に関しては地上波でやってたのを

片手間に見ただけなので

断片的にしか記憶が無いです。

紫のクマが悪いヤツだった気がします。

 

 

なので今回は

でもどうせ見るならデカいスクリーンで

見れなくなる前に行っとくか、、、くらいの

不純な動機で見に行った結果、

 

なんやコレえぐい涙止まらん😭😭😭😭

となったチョロいワシの感想をば。。

 

※一丁前にネタバレもありありなので

未視聴の方はスマホゴミ箱にぶち込んで下さい。

 

 

 

 

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・終始ピエロだったウッディ

そういえばトイ・ストーリー

字幕版で見た事がないです。

すっかりヲカベの中ではウッディといえば

唐沢寿明さんの声でしか再生されません。

(顔もなんだか似てるし)

 

アンディとウッディの関係性は

3作を通して完璧なまでに描かれ、

おもちゃかくあるべき!と言い切っても

良いほどに美しい絆でした、、、が、、、。

 

反面、今作のウッディは

新しい持ち主のボニーに

まっっったく興味を持たれておらず

1本の作品の中で名前を呼ばれる事すら

無かったのです、、、なんで、、、

 

しかし、それで不貞腐れないのが保安官(?)で、

今度はおもちゃとして、というより

そばにいてアクシデントからボニーを守る

守護霊?幽波紋?のようになる事を誓います。

 

この辺がベテランおもちゃのなす技なのか。

 

他のおもちゃのため、

持ち主のために粉骨砕身する様は

前作同様熱い男だなという感じですが

先割れフォークを説教て空回りしたり

ボイスボックス奪われたり

猫に追いかけ回されたり、、、

報われない!報われなさすぎる!!

 

一縷の希望の光を差し込ませるのは、

昔の女だったというわけです。

 

・とにかく艶やかなボー・ピープ

 

めっちゃエロい女が出てきます。

ボボボーボ・ボーボボ

 

違う、ボー・ピープさん。

無印トイ・ストーリーと2に出てきて

恐らくウッディと相思相愛だろうというキャラ。

しかしバズに女房役を取られた形で

積極的なアプローチもウブな保安官には通じません。

 

ところが人気もあったハズの彼女は

3では出てこないみたいです(知らなかった)

それに関しても色んな憶測があったようですが

今回は冒頭で、ランプ毎よその持ち主の所へ

連れていかれてしまっていたことが描かれます。

うーむ、後付感あるけど辻褄は合っている。笑

 

そんな彼女と運命的な再会を果たす訳ですが

なんというか、アニメ技術の革新で

質感がメチャクチャ良い。

陶器のツヤとコツンという音が

凄まじいクオリティで表現されていて

なんだか、、、えっちです、、、

 

正直、初期の頃のピンクのフリフリは

陶器というよりお人形さんの様でしたが

ツルっとして少し冷たそうな質感が

彼女の魅力を引き上げていました、、、

 

そして格好も一新されて

パンツ姿にスカーフという姿は

活動的で自由な女性像そのもので

エネルギーをウッディに与えてくれます。

 

もう2人が再会出来たことで

ピエロだのなんだの言いましたが

ほぼウッディは報われてます。リア充です。

 

初恋のように(実際にそうかも)

モジモジとする2人は

見ていてなんだがやられました。照れた。

 

・「自分」を見つける姿に泣いた

 

今作で語らなければならないもう1人のヒロイン、

それは所ジョージ!ではなく

 

ウッディと同じボイスボックスを埋め込まれた

少し古い人形のおもちゃ、ギャビー・ギャビー。

初期不良でセリフが再生されず、

子供のそばに居ることを諦めていました。

その夢を叶えるべく、同じ仕組みを持つウッディを

襲ったりしていたわけですが、、、

 

理想の声を手に入れたにも関わらず

子供の無邪気な悪意の前に挫折してしまいます。

(ハーモニーどころか不協和音やわ)

それ故に一切を拒もうとする彼女にも、

天啓が訪れます。

 

迷子の子供が暗がりで泣いている。

その姿を見て心を痛めたギャビーⅹ2は

その子供に寄り添うことを望みます。

 

1度は跳ね除けられた怖さを克服し、

居場所を見つけたギャビ子の姿には

涙を流さずにはいられませんでした。

 

そして、転機はウッディにも訪れます。

 

無事にフォーキーを救い出し

ボニーの元に届けたウッディは

再会したボーとの別れを迫られます。

 

「持ち主に寄り添う事がおもちゃの使命」

それがトイ・ストーリーの至上命題でした。

 

しかしおもちゃとして、ではなく

一個人として、いや一個玩具として

自由に生きることを選択するのはどうだろうか?

という疑問が随所で投げ込まれます。

 

これって多分、

今までのトイ・ストーリーの主軸と

真逆の路線だと思うんですよね、、、

批判が殺到していると聞いたこともあります。

 

ですが、その辺があんまり分からん自分としては

既にアンディの元で役目を終え、

続くボニーのために最善を尽くし、

一番信頼出来るバズに背中を押されたウッディが

愛する人と広い世界へ旅立つという一連は

とても幸せなシナリオだと思いました。。

 

まさに、

「無限の彼方へ」ということですね、、、

 

 

 

さて、そんな浅い感想を

垂れ流して申し訳ありませんが

映画として面白い事は確かです。

あとは皆さんの目で確かめてください。

 

あーーー天気の子が観たい!!!それでは。

 

 

 

【DIY】ヨレヨレのロンTをタイダイ染めで復活させて着たくなった

 

 

どうも、ヲカベです。

 

 

最近、雨に濡れると不快感よりも

快感が勝るということに気づきました。

 

 

なかなか夏らしい天気にならず

まだ梅雨なのか?というくらいしとしとしています。

 

そんな中、気分転換にと部屋を片付けていたら

 


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昔、古着屋さんで買った

MISHKAのロンTが出て来ました。

 


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結構ヘビロテしていたので

襟周りがちょっと色味が、、、落ちず、、、

あと謎のシミが点々と残っていて

洗濯しても落ちないので諦めていました。

 

捨てようかとも思ったのですが、

その時にふと天啓が。

 

ー汚れが落ちないなら塗りつぶしなさい・・・ー

 

 

、、、なるほど。

諦めるにはまだ早い、

やってみる価値はありそうです!

 

 

・タイダイ染めで上書きする

 

過去にも、

 



 

こんな感じでやってました。

この時は半袖の無地の白Tでやったので

初めてにしてはなかなか悪くない。。

という感じでご満悦でしたが

 

今回のは

イラスト付き長袖Tシャツですので

応用編と言った所でしょうか。

 

 

ちなみに「タイダイ染め」とは

Tie(縛る) Dye(染める)をくっ付けた言葉で

その名の通り、縛った布地に染料をかけ、

染まらない所や不均一になる所など

「偶然出来た模様を楽しむ」染め方です。

 

もっと言えば、プリントでは無いので

世界に1枚しかない模様のシャツが

お手軽に出来るということですね!!

 

 

・実行

 

さて、お手軽といっても

手順はそれなりにあるので大変です。

 

まず、道具は前回の残りを取ってありますので

Amazonで購入した

Tulip One Step 18-Color Tie-Dye Kit

Tulip One Step 18-Color Tie-Dye Kit

 

こちらの染料キットを使います。

 

 

その他、必要なものがいくつかありますが

自分の場合は、

  • 輪ゴム
  • 100均で売ってる網
  • ゴミ袋(未使用)
  • ゴム手袋(キットに入ってるが念の為)
  • 汚れてもいい環境

などを用意致しました。

 

 

最後がハードル高いですよね、、、

自分は家のユニットバスで行いましたが

現状は魔物を召喚した直後みたいになってます。

何人が被害にあったのでしょうか。見せられない。

 

一人暮らしで誰も来ないのでいいですが

家族でお住まいの場合にはお気をつけ下さい。

黒魔術にハマったのかと両親に心配されるでしょう。

 

 

さて、

まずはTie、ってことで

模様を決定づける縛りを施します。

可愛い女の子のイラストがプリントされていますが

そのイラストを中心に渦を作っていきたいので

 


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ここを摘む!!ギュッと!!!

 


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そのまま捻る!!!!

ギュゥゥゥゥウウウウウウンンンン!!!

 

女の子の胸を摘んで捻るぅぅあああああ!!!

胸摘み捻りるぅあああああああああ!!!!!

 


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出来上がったのがコチラ。

すみません、一部あまりのエロさに取り乱しましたが

無事に渦を巻くことが出来ました。

 

ここで、前回と変更しているポイントが

せっかくの長袖だから袖は1色にしよう

ということで、渦に巻き込まないようにして

袖は袖だけで染めていくことにしました。

 

つまり、こうです。


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こう。


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こう。ねぇ。伝わってる?

 

という訳でこのスタイルを目指します。

 

 

次に、渦に巻いたものが崩れないように

輪ゴムで固定していきます。

裏表に満遍なく染料をかけるためにも

途中でひっくり返したりするので、

固定しておかないと崩れてしまいます。

 


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出来ました。

 

何でしょう、病気のイシツブテ??

 


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今回使う色は水色、緑、黒の3色。

色数を増やせばタイダイ染めらしい

華やかな柄になりますが、今回は

イメージ図の通り暗い感じにしたいので

色数を寒色で搾ってみました。

 

黒が極端に少なくて心配ですが。。

 

 


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とにもかくにも、

やって見なけりゃ分からん世界なので

とりあえず後の憂いは頭から振り捨てて

かけていきます。しっかりかけていきます。

 

洗面台に100均の網を乗せて上で作業します。

垂れた染料はそのまま流れる仕組みです。

下に流れないところでやると、

染料が溜まって余計に染めてしまうので

美しく模様が出ない気がします。

 

 


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そうこうしているうちに

色んなトラブルを乗り越えて

(染料を倒してこぼす、トイレしたくなる)

全体に染料がかけられたので、これを

ゴミ袋に入れて丸一日置いておきます。

 

この時に、網に乗せたままにするのがコツで

袋にも空間を作っておきます。

先程と同じで、垂れてきた染料が

余計に布地に沁みることを防ぐために

密封はするのですが垂れたものは下へ逃がし

袋からだす時にそのまま捨てるようにします。

 

さあ、これで一連の染める作業は完了です。

仕上がりを待ちつつコサックダンスの練習でも。

 

 

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一晩明けて、仕事から戻ってきたので

開封の儀を執り行いました。

 


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おお、、、なんと禍々しい、、、笑

ですがとりあえずしっかり着色している!

 

ここから、

残っている染料を水で揉み洗いしていきます。

この過程で結構落ち着くのですが、、、

 


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飲んだら2000%死ぬ汁の完成です。。

いや飲まないですけど。

目に入ったら今後世界が常に真っ青でしょうね、、、

 

こうして、余計な汁を揉み出して洗濯機で軽く洗い乾かします。

 

そんな数々の工程を経て、遂に完成したのがこちら!!!

 


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おお、、、おおお!!!

結構いい感じじゃないですか!?

 

ただ、惜しむらくは「袖部分」ですね、、、

 

実は、黒の染料が途中で足りなくなってしまったので

少し水を足して薄めてかけたのですが、、、

完全に失敗です!!辛い!!

 

あと渦の模様があんまりしっかりでなくて

タイダイらしさは薄れてますね。。

しかし逆に、グラデーションとしてみると悪くないです。

 


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背中部分はこんな感じ。

うーむ、模様は悪くないけど

ちょっと色味が薄いのかな、、、

 

贅沢を言えば袖部分を

もうちょっと濃い色で染めたかった!ですが。。。

 

しばらくはこれで楽しんでみようと思います!

 

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着てみるとこんな感じです。

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皆様も、これからの季節にピッタリな

タイダイ染め、ぜひ挑戦してみては!

 

ではでは。

 

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ボツ写真。